クメール語

クメール語は、カンボジア語、モン・クメール語とも呼ばれ、公用語であるカンボジアでは人口の大半が、タイ南東部では約130万人が、ベトナム南部では100万人以上が使用しています。 クメール語は7世紀初頭に南インドで生まれた文字を使って書かれました。 古代クメール帝国やその首都であるアンコールで使われていた言語は、現代クメール語の直接の祖先である古クメール語でした。 7世紀から15世紀にかけて、カンボジア、ベトナム南部、タイの一部で発見された数百の碑文は、この言語がかつて広く使われていたことを証明しています。 また、タイ語、ラオス語、クアイ語、スティアン語、サムレ語、チャム語などにクメール語が多く用いられていることからもわかるように、この地域の言語にも影響を与えてきました。 また、クメール語はサンスクリット語やパーリ語からも、特に哲学的、行政的、技術的な語彙のために、自由に借用しています。

旧クメール文字
旧クメール文字

カンボジアのシĕムレアブにあるアンコール遺跡から出土した石板に描かれた旧クメール文字です。

/Thinkstock

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