疲れやストレス、妊娠や体液貯留など、私たちが体重を増加させる理由は無数にあります。 また、体重が減るときにも、さまざまな原因が考えられます。 しかし、「ヨーヨー効果」についてはどうでしょうか?
体重の極端な変動は、数字が下がったときの高揚感から、体重計の針が上がったときの絶望感まで、自分の自信に大きな影響を与えます。
なぜ体重が増えたり減ったりするのか
体重はさまざまなことに影響されます。 たった1日で、最大で5ポンドもの差が変動することもあります。 ですから、朝と夜に体重を測っていると、体重計の動きに大きな違いが出てきます。
1.水分補給
2カップの水の重さが1ポンドですから、脱水や水分過多で体重計の数値が高くなるのは明らかです。 私たちの体重の約50〜60%は水分ですが、その量は食べるものによって変わります。 塩分の多い食べ物は、細胞内にスポンジのような効果をもたらすため、通常よりも多くの水分を保持することになります。 炭水化物1グラムにつき、3グラムの水が体内に蓄えられます。 カロリーを減らすと体重が減りますが、これはグリコーゲンの貯蔵庫に溜まった水分を放出するためです。 水分を補給すれば、体重は少しずつ増えていきます。
ホルモン
時には、体重増加はカロリーや運動とは関係ありません。 甲状腺の問題やインスリンのバランスの乱れなど、体内には体重に影響を与える原因がたくさんあります。 しかし、時には、目立たないホルモンが体重の変動を引き起こすこともあります。 エストロゲンの濃度が高いと、インスリンを分泌して血糖値を管理する細胞に負担がかかり、体重が増加します。 また、「脂肪ホルモン」として知られるレプチンも原因の1つです。 この便利なホルモンは、脂肪細胞から分泌され、脳に満腹感を伝えます。しかし、果糖(果物や加工食品に含まれる糖質の一種)を食べ過ぎると、体内で糖質が脂肪に変わり、レプチン濃度が上昇します。 体内にレプチンが増えるということは、脳が満腹という信号に抵抗するようになるということです。
ストレス
仕事のことから人間関係の悩みまで、誰もが人生の中で一度はストレスを経験したことがあると思います。 ストレスホルモンであるコルチゾールは、太ることに関しては大敵です。 コルチゾールが上昇すると、血糖値が脂肪に変換されて長期保存され、体重が増加してしまいます。 これは原始人の時代にさかのぼります。私たちの祖先は生物学的なメカニズムによって、当時のストレスの多い飢饉に対応していました。 大きなストレスを感じていなくても、思っている以上にコルチゾールが放出されている可能性がありますので、筋力トレーニングでストレスを軽減する方法をお読みください。