心拍数、何拍子が正常なのか?

MADRID, 6 (EUROPA PRESS)

通常、医師の診察を受ける際には安静時心拍数の測定が行われますが、このような測定値は、集団レベルの研究によって確立された「正常」範囲から大きく逸脱していない限り、ほとんど考慮されません。

この種の研究としてはこれまでで最大規模のもので、Quer氏らは、米国内の92,457人が中央値で320日間装着したウェアラブル機器から得られた識別不可能な心拍数データをレトロスペクティブに分析しました。 心拍数のデータは、合計で約3,300万日分収集されました。

これまでに収集された最大の安静時心拍数データを分析した結果、人の正常な安静時心拍数は時間的にはほぼ一定ですが、1分間に70拍もの差があることがわかりました。

解析の結果、1日の平均安静時心拍数は、他の人の通常の心拍数と70拍/分もの差があることが分かりました。

また、安静時心拍数にはわずかな季節的傾向が見られ、1月にやや高い値が、7月にやや低い値が観察されました。

これらの発見は、毎日の安静時の心拍数をモニターすることで、臨床的に重要な変化を早期に発見できるかどうかを調査するための、今後の研究の可能性を示唆しています。

「安静時の心拍数の日常的な変化は、最初の真の個別化されたデジタルバイタルサインとなる可能性がありますが、現在ではウェアラブルセンサー技術によってのみ測定が可能です。 年齢や性別、時期、平均睡眠時間、肥満度によって明確な変動パターンを示す安静時心拍数の長時間にわたる変化について、個人間および個人内の相互作用の程度を分析しました。 このような安静時の心拍数の変化によって、個人の健康状態における予期せぬ初期の出来事や変化を特定することができるかもしれません」

Up!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です