Drop D tuning (日本語)

Soundgardenの「Flower」のメインリフのタブ譜です。 ドロップDチューニングで演奏されています。

ドロップDチューニングは、ブルースやクラシックのギタリストが導入・発展させたものですが、現代のヘビーメタルやハードロックのバンドで使われていることでよく知られています。 1969年に発売されたビートルズの「I Want You (She’s So Heavy)」やレッド・ツェッペリンの「Moby Dick」など、初期のハードロックにはドロップDチューニングの曲があります。 最低音の弦をEからDに1音下げてチューニングすることで、スタンダード・チューニングよりも重くて暗い音を得ることができた。 すべての弦をチューニングしなくても(スタンダードDチューニング)、1本だけチューニングすればキーを下げることができます。 ドロップDは、楽器の音階を半音分広げることができる便利なチューニングでもあります。

1980年代半ば、レッド・ツェッペリンやブラック・サバスに影響を受けたキングスX、サウンドガーデン、メルビンズという3つのオルタナティブ・ロック・バンドが、ドロップDチューニングを多用していました。 スタンダード・チューニングでパワーコード(プライム、ファイブ、オクターブを含むコード)を弾く場合、2〜3本の指を使う必要がありますが、ドロップDチューニングでは1本で済み、バー・コードを弾くのと同じような手法です。 これにより、パワーコードの表現方法(レガートなど)を使い分けることができるようになり、さらにはコードチェンジのスピードも速くなりました。 初期のグランジ・バンドが導入したこのパワー・コードの奏法は、Rage Against the MachineやToolなど多くのアーティストに大きな影響を与えました。

デフトーンズやスリップノットなどのニュー・メタル・バンドは、さらに一歩進んで、「ドロップ」チューニングを採用しました。

デフトーンズやスリップノットなどのニュー・メタル・バンドは、さらに一歩進んで、E♭チューニングの6弦をD♭に下げることで、よりヘビーで硬質なサウンドを生み出しました。 さらに、ドロップD♭、ドロップC、ドロップB、ドロップB♭、ドロップAといった低いチューニングも採用しました。 これらのチューニングは、Trivium、Emmure、Breaking Benjamin、August Burns Red、Suicide Silenceなどのオルタナティブメタル、メタルコア、デスコアのアーティストに人気があり、速いコードチェンジがサウンドの重要な部分を占めている。 また、Pain of Salvation、Opeth、Fates Warning、Dream Theaterなどのプログレッシブ・メタルでは、E-tunedの楽曲の一部にこれらのチューニングが使用されています。

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