アーサー王と円卓の騎士たちが集った伝説のテーブルを模倣したものであることが証明されていますが、ウィンチェスター城の大広間に飾られているこのテーブル自体は、中世末期にさかのぼります。
ヘンリー3世の時代に建てられたウィンチェスター城の大広間に飾られていた丸い天板は、13世紀後半にイギリスのオーク材で作られました。
この円卓は、1290年頃、エドワード1世の娘の婚約を祝うためにウィンチェスター近郊で開催された「円卓会議」のために製作されたものと考えられています。
現在のテーブルの絵は、ヘンリー8世の時代に描かれたもので、中央にチューダーローズが描かれています。 外側のデザインは、ヘンリーがアーサー王として玉座に座り、その周りを24の場所が取り囲んでいる様子を描いていると考えられていますが、それぞれの場所には伝説の円卓の騎士の名前が記されています。