街中で巨大な筋肉質の男を見かけたら、彼の食事やワークアウトのやり方を真似すれば、彼のように巨大で筋肉質な体になれるでしょうか?
短い答えです。 おそらく、そうでしょう。 (長い答えです。
シルバーバック・ゴリラは巨大で筋肉質です。
簡単に言うと、「ゴリラの食事や運動を真似すれば、ゴリラのように巨大で筋肉質になれるのではないか」と考えるのは、あながち間違いではありません。
まず、ゴリラの食事を管理することはできないでしょう。
そして、ベジタリアンの食生活では筋肉がつかないというわけではありませんし、ベジタリアンの食生活に虫が入っても口に合わないというわけでもありません。
ほとんどの男女は1日に1.5~2kgしか食べませんから、ゴリラの草を人間のちっぽけな腹に収めるのは大変です。
たとえその草を全部口に入れようと思っても、あまり効果はないでしょう。
ゴリラの腸内細菌は、セルロース(植物)をエネルギーに変換したり、アミノ酸を合成したりするのに優れていて、筋肉量を増やすことができます。
残念ながら、ゴリラの腸内細菌の錠剤を飲んでも、その効果を借りることはできません。ゴリラの消化器系全体は、より効率的に植物を食べるために、私たちとは異なる進化を遂げているのです。
その力強い肩! その強靭な上腕二頭筋! (Matthew Hoelscher, Flickr)
だから、ゴリラの体重を増やすために、ゴリラの食事を真似することはできません。
いいえ、ゴリラは森の中でデッドリフトやベンチをしているわけではありません。
ゴリラはかなりの怠け者で、エサを探したり食事をしたりする時間の半分、3分の1は寝ています。
体を動かしたから大きくなったのではなく、消化器官と同様に人間とは大きく異なるホルモンプロファイルによって大きくなったのです。
ホルモンが重いものを持ち上げてくれるのであれば、重いものを持ち上げなくても体重は増えます。
明らかに、ホルモンのプロファイルを変えれば、体の筋肉量を大きく変えることができます – それは大体においてステロイドと同じです。
興味深いことに、ゴリラの体は人間よりも相対的に筋肉が少ないのです。ある研究では、動物園のゴリラの筋肉量は全体重の37%とされていますが、平均的な男性の筋肉量は42%、平均的な女性の筋肉量は36%なのです。
しかし、絶対値では(体重が人間の2倍以上あるので)ゴリラの方がはるかに筋肉が多く、そのため世界最強の男性の2倍のデッドリフトができると推定されています。
しかし、生の力が必ずしも優れているとは限りません。人間が猿ほど強くないのは、力を筋肉のコントロールと交換しているからだという説があります。
結論としては、何をやってもゴリラのようにバフになることはできないので、「ゴリラのワークアウト」がすぐに流行るとは思わない方がいいでしょう。 もっとも、もっと奇妙なフィットネスの流行があったかもしれませんが。