猫は犬よりも賢い? この質問を誰にするかによって、その人が家で飼っているペットの種類によって、異なる答えが返ってくるでしょう。 この議論には根拠があるのでしょうか。それとも、人それぞれの犬や猫との生活経験に基づいた答えが返ってくるのでしょうか。
「賢い」とは
まず、「賢い」の定義について説明します。 この形容詞は、Merriam-Webster Dictionariesでは、”having or showing a high degree of mental ability “と定義されています。 猫と犬の場合、ほとんどの人は、自分のペットが最も賢いか、少なくとも他の種よりも賢いという証拠として、面白いシナリオを思い出すことができます。 しかし、それでは答えにたどり着きません。 犬が外でトイレに行きたいときにドアに向かって吠える能力は、猫が餌をくれるまでフードボウルに向かってニャーと鳴く能力よりも高いのだろうか? また、猫は飼い主を呼んでも無視するが、犬は全速力で走って戻ってくるというのはどうだろう。 多くの人は、猫は犬とは全く違うものだと言うでしょう。 賢いのはどっち? 賢いとは能力を持っていることだと定義すると、猫と犬はどのくらいの能力を持っているのでしょうか? 科学者の出番です!
科学的にはどうなの?
2017年に発表された世界中の研究者チームによる研究によると、能力を判断する方法の一つとして、脳組織を調べて、情報を伝達する役割を持つことで知られる特徴を探し、様々な生物がその特徴をどれだけ持っているかを数えることが挙げられます。
発見
今回の研究では、いくつかの発見がありましたのでご紹介します。 時々、人々は、脳が大きいと頭が良くなるに違いないと考えます。 実際には、この関係は必ずしもそうではありません。 しかし、脳が大きいと神経細胞のサイズも大きくなるので、脳の大きさと神経細胞のサイズには関係があります。
結果によると、”驚くべきことに、分析したすべての個体の中で、大脳皮質のニューロン数が最も多かったのは、ゴールデンレトリバー犬(6億2700万ニューロン)でした。” 研究に登場した飼い猫は、犬の半分以下の2億5000万個のニューロンを持っていると分析されています。 つまり、ニューロン数だけで判断すると、家猫にとってはあまり良い結果ではないということです。
飼い主である私たちは、ペットに特定のスキルを教え、ペットはそれを学び、思い出し、必要に応じて一生繰り返します。 芸を教えたり、行動の仕方を教えたり、トイレの場所を教えたり、食べたものをどこに置いておくかを教えたりすると、ペットはその情報をもとに、自分に合った方法で私たちとコミュニケーションをとるようになります。
誰が勝者か ニューロンの数を数えても、猫が犬よりも賢いかどうかは、猫ごと、犬ごとに決めるべきなのかもしれません。 それぞれの動物が習得するスキルの量や種類によって、より賢くなる可能性があるわけですからね。 まあ、「どっちが賢いか」という議論は、おそらく永遠に続くと思われます。
それにしても、ソファで隣り合わせになったときのことを考えると、本当に重要なことなのでしょうか?